2008年10月26日日曜日

食の安全を考える

Ts380236本町のPAULで買ったカンパーニュ



ここの所navetパンを買い損ねて代わりにいろんなところのパンを買って食べている。どこのパン屋も好きな店なのでそれはそれで楽しい。



だけど、ここの所毎日、新聞にメラミンがとかシアン化合物がとかたくさん出てきていて考えさせられる。



恐らく、昔から使われてきたであろう。最近になって急に食品業界が製法を全社的に変更してそれが原因でいろいろな問題が出てきた、と言うわけではないだろう。実はずっと同じ危険があってそれがたまたま公になり、マスコミが色々取り上げるようになってここまで話が大きくなってるのかな?と思う。
同時に金融市場の不安も重なり、マイナスイメージのものばかり取り上げられている感が否めない。



今朝の新聞で、佐渡島のトキの放鳥のその後の話が書かれていた。
色々書かれていたが気になったのは、このままではエサが不足するのでは?という内容だ。
トキは水田などにいるドジョウやカエルなどを主食にしている。だけどそれらのエサが生息する棚田や沼などが、トキが繁殖していた時代に比べて2/3程度になっており今から冬に向かって心配だ、と言う事だ。
だからとりあえず餌場を作って与えよう、と書いていた。



それじゃ根本的な解決にならないし野性に戻すと言う趣旨に反するんじゃないのかな?
どうも、今年の冬を乗り切るという点だけに目がいっている様な気がしてならない。そりゃ数年かけてやっと放鳥できて関係者は絶対に失敗はしたくないという思いはわかる。



でも、それは人間の都合で本来は今後トキが野生で生息していくと言う点が目的なんじゃないんだろうか?今ではなくもっと先のことが本来の目的なのに視点がずれているような気がする。
ビオトープを増やしたり減農薬水田を増やしたりとかするみたいだけど、それも中途半端にするだけなら世間に対して、うちらはここまでしてますよ、という点にだけ目がいってるようにしか見えない。



今の時代には今の時代にあったことをしないとダメだと思う。無理やり昔に似せても結局今は今であって昔には戻らない。
戦後数十年かけて高度成長時代を経て築き上げてきた日本が実際の日本であってそれを受け入れてその状態からどうしていくか考えないとうまくいかないんじゃないのかな?
ビルが乱立する日本で、環境がとか二酸化炭素削減がとか言ってもごく一部にしか機能しない気がする。もちろん、そういう小さな動きが大事なのはわかる。



食の問題然り、国を上げて高度成長時代のように日本をゴロっと変える時期なんじゃないかな~と思うんだけどねぇ。首相のバー通いの回数なんかどうでもいいことなんだけど・・・。自分に何が出来るかを考える時期なんじゃないかと思う。
えらそうに書いたけど、自分は何をすればいいのかは、今は見極めているところだけど危機感は感じています。



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